お祈りメール


○○様

先日は、お忙しい中当社の○次面接にお越しいただき、ありがとうございました。慎重に検討した結果、○○様のご期待には添えない結論となりました。

多数の企業の中から当社を選びご応募いただいたことに深く感謝いたしますとともに、貴殿の今後一層のご活躍をお祈り申し上げます。


別名不合格通知。

R社の提供するテンプレをほぼそのまま利用。

わざわざ来てくれて、お礼を言いたいからこそ、あえて超画一的な文章。


送られる方も相当嫌だと思うけど、送る方も嫌なもんなわけで…自分が送るときはいつも「ごめんね(>_<)」と言ってから送信ボタンをクリック。


どんなに好きになってくれても、逆にどんなに好きになっても、両方のOKが出ないとどうにもならないのが採用・就職活動。


どんなに「良い」学生でも、この会社とマッチしないことが明らかであればお祈りメールを送るし、ステップ毎に仲良くなった思い入れのある学生でも、どーーーーーしても何かが足りないことがあればお祈りメールを送る。
こんなメールの送信を、入社する人以上に多い、不合格者に3ヶ月間やり続けている。


理由は何にせよ、上のメールを送られた人が、これからいい人生を歩んでもらえるよう、心から祈るばかり。それは、辞退していった学生でも同様。


いい場所が見つかって、そこで活躍できますように…。


採用担当はそんなことも考えながら、採用活動をしているのです。



2008年6月2日追記


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日経ビジネスオンライン就活戦線異状なし」より


落とされるにしても納得はしたい。なぜ、不採用になったのか。私の何がいけなかったのか。(中略)少しでも具体的な不採用の根拠を学生たちに示すことはできないか。適正検査や能力試験の合格基準を数値化・グラフ化し、「基準に達していなかった部分」を明確にするなど…


今度利用しようとしているBRIDGEは内定者にだけでなく、不合格者にも使えるかもしれない。
学生に対しての、心ばかりのフィードバックとして。