事例研究・原書購読(前期)

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Case Studies Seminar 上野直樹 2単位 3年(2005年度)通年
出席 試験
行わない 行わない


【感想】

配属先によって担当教授は変わる。武蔵工では事例研究・原書購読が必修なので必ずどこかに所属し、指導を受ける。

各研究室によって全く内容が変わる。というわけで私の所属している上野直樹研究室の感想を書く。

ゼミを本格的に意識し始めたのは10月のThat'sゼミナール。その前は「ここかなぁ」程度。

それが終わった後も色々と話を聞いて回ったのだが結局上野研。一番講義がおもしろかったのと、自由度が高そうだったのが主な理由。

理系の研究室は眼中になかったので最後に提出した希望調査票は以下の通り。


1.上野直樹 研究室
2.櫻井武 研究室
3.清水由美子 研究室
4.後藤正幸 研究室
5.中村雅子 研究室


希望通りでよかった。

実際に配属された人を見たところ、16人中10人は知り合いという身内ばかりが集まった。あの配属表をみんなで見る光景は何かの合格発表みたいでおもしろかった。

色々と研究室配属に関しては噂がたくさんあるが、やはり研究室訪問していることは上野研に限っては重要。訪問している人の中から過去のレポートなどを参考に選んでいるようだ。

ゼミは水曜日の13:30から上野研学生室にて行う。終了時間はおおよそ15:00まで。ただし、その後残って作業をするならば何時まででも居残り。横浜祭間近の時は22:00近くまで残った。

はじめは学生室が汚すぎて辟易した。横浜祭を機会に物を捨てまくり、掃除して多少人が住める空間になったが。

そういえば1回目のゼミで風邪を引いて休んでしまった。そして、何故かゼミ長になっていた。

ゼミの前期テーマは

情報へのアクセスデザイン

であった。

教科書を教えられ、何をするのか話し合い、グループ決定。ここまでの流れは文化環境フィールドワークと同じ。notaというおもしろいソフトを利用して事例研究は進めることになった。

作業自体は各自notaを使って勝手に事例研究を進める。水曜の13:30から全体で集まり、全体で進捗状況を確かめたり、先生にアドバイスをもらったりする。


5月の連休明けあたりにボスが突然やる気を出し、横浜祭への参加が決定した。


「今までの中間発表をかねて、Information Graphicsを作れ」
(Information Graphics:小池研が大好きなもの。Adobe Illustratorを使って作成する。)

というお題。小池研修士1年の方にイラストレータの使い方を教わり、そこからみんな必死の追い上げ。のんびりしていたグループは締め切り間近はほぼ徹夜でグループワークルームで居残り。小池研二軍といってもおかしくないくらいであった。

なんとか横浜祭までに仕上がってよかった。

その後は、7/30〜31で開催されるオープンキャンパスに向けての展示物作成。横浜祭のInformation Graphicsを元に加筆・修正をしながら作成。それと、前期のテーマをwebに表現する、またはパネルを作成する。web表現はそれを豊かに表現するために、flashIllustratorを用いたりもする。
ここまで踏み込んだ人はいなかったが。

試験期間と作業がかぶるのでとにかくしんどかった。


前期の総括。

ちゃんと自分でやることを決めないとどこまでも怠惰になるゼミだと思う。遅刻しようが欠席しようが事例研究を進めなかろうが全くお咎めはないし。

ただ、やる気さえあればどこまでも教えてくれる。実際、上野先生、土橋先生、小池研の修士2人、土橋研1人、上野研2人の超少人数で自主ゼミ(文献輪読)を、水曜日の18:00から開講してくれた。これは上野先生、土橋先生を含め、みんなに本当に感謝している。今までと違った考え方を、いいメンバーで共有できているのは毎週いい刺激になっている。


一ついえることは、事例研究が3年になってからの全ての軸になったということ。他の授業を受けても自分の専門に結び付けて考えるようになった。他の授業を犠牲にしてでも事例研究と自主ゼミを優先するようになった。いいゼミに入れてよかったと思う。


履修感想として。
かなりタスクは多く、講義での先生とはかなり印象が違うゆえ、授業の通りラクをしようと思っている、または単位がキツい人は課外の作業が多いのでオススメできない。

と、他の講義と同様の締め方をしてみたが、ゼミはそんなものではないことを付け加えておく。

もし、後輩が読んでいるのであれば、教授にとって迷惑だろうがなんだろうが目当ての研究室に訪問をし実際に先生と話をし、自分にとって最適と思えるゼミを選ぶことを強く勧める。


【試験】

行わない。