情報化と市民参加

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Information and Citizenship 萩原なつ子 2単位 2年(2004年度)後期
出席 試験
半分の確率で書く感想票をこれに代える 最後の授業を利用して行う


【感想】

担当教授は萩原なつ子先生。彼女の研究室の前に行くと「笑門」という飾り物がある。研究室のテーマは「わくわくどきどき」とか、元公務員だったとかなかなか面白い人である。

1979.4 明治学院大学文学部 英文学科 卒業
1985.3 明治学院大学社会学部 社会学科 卒業
1988.3 お茶の水女子大学家政学研究科 修士課程 家庭経営学専攻 修了
1995.4〜00.3 東横学園女子短期大学 専任講師
2000.4〜01.3 同 助教
2000.9 博士取得(学術・お茶の水女子大学
2001.4〜03.3 宮城県環境生活部 次長
2003.4〜06.3 武蔵工業大学環境情報学部 助教
2006.4〜 立教大学社会学部 社会学助教

以上、立教大学研究者情報のページより引用・一部改変。(ここは萩原先生が立教に移られた後に追記しました)

授業内容は市民参加とは、情報化とは何か、というところからはじまる。

そのほかにも、NPOとNGOの違いや市民社会とは何かを解説したり、ガリバーマップ作成者である岡田順三氏を招いて特別講義を行ったり…

興味深かったのがエリン・ブロコビッチという映画をみたこと。映画の中でどのように情報が扱われているのか意識しながら観た。言われて見ればああそうか、であるが言われないと気づかない。なかなかおもしろい試みであった。

講義を通して、情報に対する考え方が大きく変わった。「情報化と市民参加」とあるのでインターネットによる市民参加のみかと思いきや、他にもいろいろな情報が情報があるのだ、と気づかされた。

改めて情報の意味を考える、よい機会になったと思う。

講義の進め方も実際に生徒に「合意形成をしてください」という課題を出し、7人ぐらいのグループをつくるなど、動く作業が多い。

提出する感想表も毎回ワードに打ち直すなど、講義に対する熱意もある。

総括として、かなりよい講義であった。また機会があったら彼女の講義を履修しようと思う。


【試験】

最終講義を利用して行う。内容は、伊藤邦雄、香山リカ、清水博の書いた文章を(A3にビッシリ)を読み、

1.3人のエッセイを読み、各人が何を言いたいのか、その要点をまとめなさい
2.3人のエッセイのうち1つを選び、その人の言い分、考え方に対するあなたの考えをまとめなさい

であった。要するに字数制限のない受験小論文のようなものであった。

評価は授業内の感想表およびレポートによる。

レポートは冬休み期間中に

映画もしくは本、どちらかを選び、参考にしながら「情報とはなにか」「情報公開とは何か」について、自分の考えをまとめなさい(A4・1枚。1200字以上1600字以内)
映画:インサイダー
書籍:「原子力と報道」 中村政雄 中公新書ラクレ

という課題が出た。