コンテンツ分析
英文科目名 | 担当 | 単位数 | 履修年度 |
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Contents Analysis | 清水由美子 | 2単位 | 2年(2004年度)後期 |
出席 | 試験 |
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毎回提出する個人レポートおよびグループレポートによる | 行わない |
【感想】
担当教授は清水先生。メディアとことば担当の先生である。
講義内容は「メディアについて分析する」というものである。
例えば、本であったら「題名」「厚さ」「ページ番号」「背表紙」「表紙」などが挙げられるが、その各ナビゲーションがどのように人間の行動をナビゲートしているか分析するのである。
講義では合計3つのものを分析する。1回目はメディアのナビゲーションの分析(自由だったので「新聞」にした)、2回目は「Webにしかできないこと」、3回目は自由分析なので「Webにしかできないこと」の発展版にした。
全体の流れは2回を授業内分析、1回をプレゼン、1回をプレゼン解説とし、これを1クールで進む。
分析は楽しみながら出来たのであるが、プレゼンは非常にあわただしい。履修者が多いために1グループ5分しか割り当てられない。しかし、そのおかげで5分で自分たちの要点を的確に、分かりやすく発表する難しさを知った。
それと、清水先生の解説がなかなかおもしろい。双方向の授業、とはこのことを言うのであろう。
総括として、彼女の研究内容の一端に触れられた気がした。清水研を希望するものは是非履修し、どのようなことをしているのか知るべきである。
これだけ念入りに分析をするとこんなことも見えてくる、という研究の一番基礎にも触れられる、そんな講義だったと思う。
最終講において、
メディアは人間を支配し続けてきた時間や空間概念を変える。どのように変化してきたか or しているか、絶えず検証が必要であり、その検証方法の一つとしてコンテンツ分析がある
と言っていた。
最後に自分たちの作業の意味を言ってくれたので非常に納得した。少々しんどい講義であったが履修してよかったと思う。
【試験】
行わない。
評価は出席およびプレゼンによる。
評価はプレゼン60点(3回をそれぞれA:20点、B:15点、C:10点)、授業内提出物(11回をそれぞれA:5点、B:4点、C:3点、D:2点)55点の合計115点で計算する。100点以上は100点として扱い、規定どおり機械的に(0〜59点が「不可」、60〜69点が「可」、70〜79点が「良」、80〜100点が「優」)評価する。
出席してプレゼンをすれば問題ないだろう。なぜ15点分余計にしているかというとそうしないと出席で落とす人が多くなるかららしい。そもそも出席しないで単位をもらおうということ自体甘いと思うのだが…。
来年度への要望として、
・遅刻者への対処(1時限ということで多すぎ)
・教室が当初のGWRに
・最終プレゼンを冬休みをまたいで行って欲しい
(3週間でアイディアを出して、検証をする作業は他の講義の兼ね合い上困難)
を挙げておく。よい講義であるからこそ、さらによくなってもらいたいものである。