多文化社会と情報

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Multicultural Society and Information 櫻井武 2単位 2年(2004年度)後期
出席 試験
毎回の手書き出席確認による 試験期間中に行う


【感想】

環境情報学(の一部)、情報編集入門担当の櫻井先生が担当。詳細はそこをご覧あれ。

この授業、コンピュータシステムとかぶっており、昨年教職必修だったのでそちらを優先し、これを今年履修した。2年生履修者は少なめである。(10人くらい)

授業内容は「国際化」というキーワードを軸に展開される。

外なる国際化、内なる国際化という概念や、現在日本が直面してる問題を講義形式で学び、実際にそれらが自治体レベルではどう扱われているかWeb調査して学んだりする。

スライドはかなり進む速度が速いが要点だけメモすれば問題ないし、(結局筆者はデジカメで全部撮影したが)スライド自体も導入で今日のメニューと前回の復習をしてくれるので、重要な箇所がよくかる。
もちろん、スライドの最後にはその日の復習までしてくれる。

かなり厳しい先生ではあるがそういう面では熱心である。

講義としてもおもしろいし、緊張感もあるし、かなり満足度の高い講義であった。


【試験】

毎回ノートを作ったのだが、結局ワードで76枚。範囲が広すぎる。

事前案内は

1)試験範囲は今期中に取り上げたものすべて対象
2)ノート等一切の参照物の持ち込み不可
3)2回実施した課題、出席は加点の対象
4)ボールペンまたはペンで解答

であり、実際の試験問題はディティールは違うかもしれないが、

1.都市がグローバル化すると情報機能はどのように変わるか。
2.講義内で4つのGについて扱ったが、そのうち1つを選び、説明しなさい。
3.「外国人集住都市会議」で近年問題となっている事柄を説明しなさい。
4.文化多元主義(Cultural Pluralism)について説明しなさい。
5.エスニック・マイノリティの出現と確立について、カールズ・ミラーの理論に基づいて説明しなさい。
6.
(1)あなたが調査した自治体の名前を書きなさい。
(2)その自治体のホームページにある特徴的な国際化を扱ったページを上げなさい
(3)特徴的な国際化を扱ったページについて「内なる国際化」の観点から評価しなさい。また、該当ページがなければ何故ないのか考察しなさい。

であった。文化多元主義は、構造多文化主義などとかなり混じって覚えてしまっていたので、満点回答は確実にかけていない。

6.なども昨年度(2003年度)履修者から情報を仕入れていたのでよかったが、知らなければまったく対策は立ててなかっただろう。苦労した人も確実にいたはずである。

試験対策としては、具体例スライドから(説明スライド)からはほとんど出題されないので、ポイントとなるスライド(理論などの解説箇所)と、自分の自治体について再考すればよいだろう。