センシング技術〜環境管理とセンシング技術〜

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Sensing and Measuring technology 木口明彦 2単位 2年(2004年度)後期
出席 試験
行わないと当初は言ったが2度ほどグループワークを兼ねて行った 試験期間中に行う


【感想】

担当は木口明彦という非常勤講師。株式会社山武というところに勤めている。(会社のパンフレットとか配ったしね)測量の分野では最大手の会社である。意外とすごい人なのであろう。

講義内容は基本的な物理の知識を踏まえた上で、それをどうセンシング技術に使うのか講義する。
高校の時に物理を履修していなかったので履修する時は不安であったが、受けてみると超基本的なところから説明をしてくれるのでついていけないことはない。最終的には物理を取っていた人に習えば問題なかったし。

しかし、講義自体が恐ろしく眠くなる。宮坂・諏訪・奥平の三強に次ぐ、いや上回る話の抑揚の無さである。そもそも彼から発せられるオーラが全く無い。

それで講義外での質問をしてくれとか、議論を活発に行うとか、当然講義中も質問してくれとか、そんなことを言われても困る。

そもそも、抑揚がないと聞いてる方からすると熱意が感じられないのである。テキトーに前で先生が自己満足で話しているだけに聞こえるし。

彼の信念は「勉強したい人だけ講義を利用して勉強すればよい」というものであり、それに基づくが故に一方的な講義になるのである。もちろん、勉強したい人へのフォローはある(と思う)が。

しかし、たまたまそこが空き時間であるとか、なんとなく興味があったから履修する人もいるだろうし、そういう人が多いことも事実である。せっかく履修したからにはセンシング技術はこういうもの

で、これはなんぞや、と楽しく理解させることも必要であると思う。

この授業を高田達夫学部長や小沼通二元学部長にやらせればおもしろいと思うのだが…。ああいう理系の教授から、私みたいな純文系の人間が習えるのがこの学校の長所であると思うので是非ともああいう先生にこの講義を割り当ててもらいたいものである。

でも、何か哀愁ただよっているので是非興味のある人は彼に質問をぶつけてあげて欲しい。
私はあくまでも様々な知識が欲しいだけなので質問まですることはない。パワーポイントも中身が詰まっているし、今後何か調べる際に役立つと思うのでそれでよい。

彼は常によい授業を目指し、努力している。その努力だけは是非買ってあげたい。


【試験】

最終講で試験問題を発表する。手書きノートと教科書が持ち込み可なのであらかじめ問題を解き、持ち込んでそれをひたすら写すのが試験対策である。

予告問題は


1.五感とセンサーの違い
2.センシングの手順
3.センサーの特性
4.電気信号に変換してセンシングされる理由
5.センサー使用上の注意事項(接触式/非接触式)
6.日常空間における電気、湿度、圧力、音、光のセンシングの例を2つ以上選択して原理、方式、

注意を150字以上で論述。


であった。

ちなみに、実際の試験問題は

1.五感とセンサーの違いについて論述せよ
2.センシングの手順について論述せよ
3.センサーの特性について論述せよ
4.電気信号に変換してセンシングされる理由について論述せよ
5.接触式および非接触式センサー使用上の注意事項について論述せよ
6.日常空間における電気、湿度、圧力、音、光のセンシングの例を2つ以上選択して原理、方式、

注意を150字以上で論述せよ

であった。
「6番をきちんと書けば『可』はあげます」と宣言していたため、普通に試験対策をしていれば確実に「優」をもらえる楽勝科目だろう。


【追記】

情報編集入門で高田先生にインタビューをしに行った際、是非この授業を先生が担当してください、と頼んだ。定年になったらやってくれるそうなので期待したい。後輩はいい先生の下で勉強できるのでうらやましい限りである。