コンピュータグラフィックス入門
英文科目名 | 担当 | 単位数 | 履修年度 |
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Introductory Computer Graphics | 奥平雅士 | 2単位 | 1年(2003年度)後期 |
出席 | 試験 |
---|---|
行わない | 試験期間中に行う |
【感想】
書いている時に気づいたのだが実は教職必修科目。
担当教授は奥平雅士。ちょっと背中が寂しそうな男性教授が担当。ついでにアタマも寂しそう(涼しそう)である。どうでもいいが足が結構長い。
1974.3
京都大学工学部電気工学科卒業
1979.3
京都大学大学院工学研究科博士課程学修(工学博士)
1979.4
日本電信電話公社(現:NTT)入社
横須賀電気通信研究所
ヒューマンインタフェース研究所
サイバースペース研究所
サイバーソリューション研究所にて画像処理、形状処理、
ロボットコラボレーション等を研究
奥平研ホームページより引用
授業内容はコンピュータ上で画像はいかに表示されているか、その画像をどのように処理をするか、理論を学ぶものであった。CGの歴史からはじまり、具体的な手法を体型立てて教えてくれる授業であった。
正直知っていることばかりであったが改めて習うと面白い発見があってよかったと思う。
しかし、担当教授の声の抑揚のなさ、授業でスクリーンに投影する資料を全てネットに乗せる点、何より出席をとらないということで恐ろしく緊張感がない授業であったことも事実。
その授業の中盤以降だと私語すらおこらないという状況。これはもう改善しようがないくらいひどかった。
それでも一生懸命講義をしている彼の姿勢を見るとまた哀れである。
ちなみに、授業の最後20分くらいでSIGGRAPHで発表された作品を上映する。これは素晴らしいCGを見ることが出来る機会なのでおもしろかった。そこだけ授業視聴率が高いことはいうまでもない。
なお、ほぼ毎回授業後に課題が出る。全て担当教授へのメール送信、という形を取る。googleあたりで調べたものをコピペすれば要件は満たせるはずである。
【試験】
試験期間中に行う。試験問題はあらかじめ講義の際に発表された形式およびテーマから出題された。そのとき発表されたそれが
・穴埋め4問(選択式+穴埋め)
・記述2問(〜についてのべよ)
・計算1問(課題から出る)
・他1問
であり、実際の試験問題が
・非線形量子化することの利点は?(穴埋め)
・レイトレーシングとは?(穴埋め)
・拡散反射とは?(穴埋め)
・鏡面反射(穴埋め)
・従来のアニメーションに比べ、コンピュータアニメーションにはどのような利点があるか。(論述)
・バンプマッピングとは何か。説明せよ。
・PC画面サイズの標準である、XGA企画では1画面の画像サイズは横1024画素×縦768画素である。もし、このサイズのフルカラー動画(1枚30枚)を2秒間送るとしたら伝送速度は何メガバイト/秒になるか。(計算過程も記述すること)
・(原画と特殊効果を施した写真を提示され)
1.それぞれの特殊効果に対応する写真を選び、
2.その特殊効果はどのようなものか、説明文を選べ
であった。一度目を通せば問題なく解ける問題ばかりのはずである。いわゆる「楽勝科目」であることに相違ない。
そのクセ「可」だったのが情けないのであるが…。