数字の向こう

//mixi日記を一部改変・追加

社会人になって3ヶ月経った。そしてとある部署に本配属になり2週間終了。

そこの部署で色々資料に目を通したり、打ち合わせに顔を出したりしてそれなりに勉強を重ねると、考えたりすることが多々ある。


配属先部門が部門だけに、全社的な数字を見る機会が多い。各部門から提出された数字がギッシリ書かれたエクセルシートを、1枚のシートにまとめなおたりする。

数字をこねくりまわし、ある場所に持って行ったり、それを元に議論をしたり…数字が大嫌いな人間としてはかなりしんどい…


とはいえ、その行為は決して間違っていないと思う。そういったことをしないと議論の土台ができないからだ。

しかし、その数字の向こうには間違いなく、人々の活動が存在している。売り上げが○円だとか、利益率が△%だとか、それだけでは測れない活動が存在しているのだ。


4ヶ月前の卒業式で(もう卒業して4ヶ月か…)学部長が「いま、皆さんがこうして座っているのは、椅子を並べて用意してくれたスタッフがいてくれたからです」とおっしゃっていた。それに近い感覚。

また、学部時代にある人が「アンケートだけじゃわからないことがたくさんある」と言っていた。アンケートから表れた結果は全体の一部ではあるが、それが全てではない。それも同じ感覚。


答えとして「バランスが大事」というのは簡単だ。その通りだし、御名答でグゥの音も出ない。
…だが、そのバランスをどう取るか?


この2週間、意見の刷り合わせで、母集団形成方法、試験の点数で何割残すなど、生々しい話をしている。

しかし、そんな机の上だけで終えることが出来る仕事ではないと思っている。実際、自分がこの会社に入った理由は、そこにあったからだ。

もちろん、私を採用してくれた女性も仕事でやってるわけだし、良いところしか言わないということはよく分かっていた(つもり)。(実際、学生の時にとある会社が新卒採用をするということで手伝っていて、人事の気持ちも多少なりとも理解していたから)


それでも…ズラせない軸として、「人・活動をみる」(でかい話なので定義は割愛)ということを心にしっかりと留めておきたい。

半年後、家に帰れない日が続くだろうし、膨大な作業で倒れてしまうことがあるだろうが、数字の向こうを"見て"いきたい。
これが、私のバランスの取り方だ。