英語ゼミナールf

英文科目名 担当 単位数 履修年度
English Seminar 吉田国子 2単位 4年(2006年度)後期
出席 試験
毎回行う 行わない

【感想】

担当教授は吉田国子先生。今年度入学生(2006年度生)から適用される「情報デザインコース」の教員。


成城大学短期大学部講師を経て、環境情報学環境情報学科講師、2002年4月より現職。
コロンビア大学M.A。


BasicReadingSkillsやCALLで世話になっている学生も多いと思うが、私は今回初めて履修することになった。

英語ゼミナールはまず初回授業、各担当教員からのガイダンスがある。そこで概要を聞き、どの担当教員にするか選択する。(履修登録はweb上で、a〜fを選ぶ)よって、実際の授業は2回目からということになる。

他にブレンダ・ブッシェル(環境関係のビデオを見てディスカッション)、山崎朝子(文献講読)、プール(文献講読&発表)、豊田沖人(リスニングメインの講義)が受け持つ。カッコ内は初回ガイダンスによる。詳細は不明。


ここでは、吉田先生の英語ゼミナールについて述べる。


英ゼミfの軸は3つ。

1.英字新聞の紹介および読み方
2.英字新聞についてのプレゼン
3.「FEIS Express」の記事作成


である。


詳細。

1:日本で発行されている英字新聞について紹介し、英字新聞特有の見出しの読み解き方などを解説する。(短い単語を使う、(ある状況下では)現在形を使う、など)

2:1〜3人でグループを組み、1つの記事を選び、それについてプレゼンする。内容は文法解説などでもいいし、記事の背景を扱ってもよい。

3:武蔵工横浜キャンパスでのニュースを英語で書く。


この講義のメインディッシュは、何と言っても3である。

まず初回授業に「編集長」と呼ばれるAdobe Illustratorを使える人を決定。編集長以外は「記者」と呼ばれ、1〜4人で1つの記事を作成する。

記者は取材や吉田先生の校正を経ながら記事を作成し、最終的に編集長に送る。

編集長は受け取った記事をA1サイズのポスターに流し込む。レイアウトや吉田先生との日程の折衝作業も行う。記事の数によっては英語記事を書かなくてもよいという特権はあるが、意外と忙しい。


私はゼミでイラレが使えるようになったので、編集長になった。昨年度は小池研の学生が編集長になったそうな。うーん、納得。

昨年度は教員の成績提出日ぎりぎりになって完成したそうだが、今回は最終授業に間に合うように逆算し、締め切り日を設定した。

結果的に最終授業には間に合わなかったのだが、早め早めの締め切り設定で「待ち」になることはなかった。

記者の皆がほぼ締切日以内に(遅れても数時間)出してくれたので、本当にイラレ作業が楽だった。この場を借りてお礼言います。ありがとうございます。


講義としてはゆるーい感じ。最後に確認テストを行うものの、厳格なものではないし。

でも、英文を書くトレーニングになるし、英字新聞をわざわざ自分で読むことは絶対にないので学習機会の提供として、機能する講義だと思う。

英語に触れる機会が欲しいのと、単位が欲しい場合は(語学科目では唯一2単位取得できる)履修を強く勧める。


【試験】

行わない。評価は出席、プレゼン、英語記事の作成による。履修人数が少ない場合はほとんど優がつくらしいが、今回のように人数が多いと(20人くらい)きちんとやることをやらないといい評価はもらえない。