Cultural Comparisons

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Cultural Comparisons 阿部達 1単位 4年(2006年度)後期
出席 試験
毎回行うミニテストによる 行わない

【感想】

担当は昨年度(2005年度)いっぱいで専任教授を引退した阿部先生。通称アベシ(阿部氏)。

1963年早稲田大学第一政治経済学部(現:政治経済学部)卒業。
1970年慶應義塾大学文学部卒業。
1971年早稲田大学専攻科英語英文学専攻修了。
外資系企業に勤務(1963‐69)後、
目白学園女子短大(現:目白大学短期大学部)英語英文科教授を経て
1987年武蔵工業大学人文社会科学系教授。
1997年同大学環境情報学部教授となり、2005年度引退。

このページより引用・一部改変)

現在は非常勤講師として水曜日にいらしている。

今までの人生でただの一人も敵を作ったことがないと思う。それだけ「いいひと」オーラを出している。

総白髪でかっこいい。


引退記念(?)に大リーグ早わかり野球用語英和・和英小辞典を出版した。彼の研究活動の集大成のようなものらしい。


英語ゼミナールfとともに、少し英語に触れなおそうと思い履修した。履修人数も20人弱と少人数で良かったと思う。


一貫したテーマは大リーグ。それに付随して、日本の野球との相違。

内容は前半45分で大リーグ関連の英文記事を元に作成されたテストを行い、後半45分で大リーグ関連の映画を観る。(フィールド・オブ・ドリームスエイトメンアウト

全体としてのんびりした雰囲気で行われる。テストも一応あるが、辞書とアベシの出版した本があれば余裕で解けるし、後半は映画を観るだけである。

とはいえ、テストはその週の間の記事をネタにするので、スポーツニュースを見ている私には「英語だとこう表現するのか」と改めて思ったり、おもしろいと思うことが多かった。

英語ゼミナールfと同様、英語に触れる機会を求めているならばいい講義だと思う。大リーグ(またはプロ野球)が好きであれば更におもしろいハズである。


【試験】

行わない。評価は最終授業に提出する課題による。

課題は


次の2つの課題の中の1つをA4版の用紙1枚以上2枚以内にまとめてWord(サイズ10.5)で打って提出しなさい。(提出:7月12日の授業時)

1.日米の野球文化を比べて、一番強く気づいた違いの事柄を1つあげて、なぜその事柄を自分が選んだかの理由を3つ以上述べて論じなさい。

2.野球用語の中から、和製のカタカナ語を5つ見つけ出して、どうしてこのような和製語ができてしまったかをそれぞれの語について、それらに相当する英語の表現と比較しながら自分なりに推理・推論しなさい。


であった。A4・2枚以内だったので楽だった。2を書くためにググっているだけでもおもしろい。

楽しみながら学べるのでいい課題だと思った。