商品企画論
英文科目名 | 担当 | 単位数 | 履修年度 |
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Product Planning | 沼田潤 | 2単位 | 3年(2005年度)後期 |
出席 | 試験 |
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行わない | 行わない |
【感想】
環境情報学(の一部)、経営計画、マネジメント入門、ベンチャービジネス論担当の沼田先生。
詳細はマネジメント入門、経営計画参照。
この講義では商品企画を行う際の必要知識やアイディアの出し方等を学ぶ。実際、沼田先生がどうやって企画・製造したのかを聞くだけでもいい経験になる。企業人の話を講義内で聞くことができるなんて、滅多にないのだから。
儲けるための企画・製造。
これがいかにむずかしいのか、よくわかる。
沼田先生の他の講義と内容がかぶることもあるが、具体的な話はマネジメント入門でさらっとしか聞けないので、それを聞くために履修するのもいいと思う。
途中、研究員の鵜飼さんがウォークマンの企画・製造について話してくれる。この人は本当にカセットテープのウォークマンを作った技術屋さんらしい。
情報環境論で語られた「音楽を聴く聴衆」というアクターを作り上げた、まさにその人。それをビジネスの視点で観ることができるいいチャンス。ここだけ授業をモグりにいくのもアリだと思う。
沼田先生の講義はとにかく実話に基づく話が多いため、人生の先輩としてためになることが非常に多い。(もちろん、先生の人格的魅力もあるのだが)
来年度(2006年度)で引退されるので、とやかく言わずに話を聞くことを強く勧める。
【試験】
行わない。
評価は途中で提出することになる
・手書きの商品企画書60点
・補足資料20点
・プレゼン資料20点
による。
補足資料とプレゼン資料は義務ではない。
以下、要件をコピペしておく。
(1)A4で2枚程度にワープロでまとめる。(文字の大きさ10〜10.5ポイント、デザインイメージはスケッチを手書きで挿入。発表希望者は用紙に記載すること)
(2)提出期限:12月2日までに沼田研究室宛に提出
(3)本課題は評価の主要ファクターになる
(4)発表は「power-point」で作成し、事前に沼田研究室へ提出のこと(12月2日)、12月5日から発表(発表者は50〜70名程度の予定)
アイディアの新規性、商品企画内容の充実度、プレゼンの分かりやすさ・説得性を評価ポイントとする
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商品企画書を作る
商品名
(1)企画趣旨(新商品の狙い)
(2)商品コンセプト(こう使うと便利)
(3)デザインイメージ
(4)ターゲット顧客(誰に買ってもらうのか)
(5)市場の大きさ
(6)販売方法(どのような売り方をするか)
(7)価格(いくらなら売れそうな値段か)
(8)競合商品は?競合商品よりすぐれている特長は?
(9)発売時期
「商品企画書を作る」というスライド作りは、社会に出たときの企画書作成の基本となる視点が盛り込まれている。企業の企画書はこれにレポートや、論的証拠(データなど)を組み入れるのだが。
それの練習という意味で、真面目に取り組んでいい課題だと思う。