意思決定論

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Decision Making Method 大槻繁雄 2単位 3年(2005年)前期
出席 試験
1/3ほどの確率で行う授業内課題による 試験期間中に行う


【感想】

担当教授は大槻先生。

神奈川大学工学部早稲田大学文学部卒業。東京都立工業短期大学(現在の東京都立科学技術大学助教授を経て昭和59年に東京都立工科短期大学(同じく、現在の東京都立科学技術大学)教授に就任。昭和61年に東京都立科学技術大学教授に就任。同大学名誉教授。その後、武蔵工業大学工学部システム情報工学科教授。退職後、同大学環境情報学部非常勤講師に至る。お体の調子があまりよくないらしい。

(以上武蔵154号による)

なお、違う曜日に「企業と危機管理」という講義を受け持っておられる。


講義内容は意思決定のプロセスを、理論的・体系的に学ぶ。環境情報学科専門科目の「環境とマネジメント」に入っているだけあり、基本的には企業組織の意思決定を扱うことが非常に多かった。

同時期にリスクコミュニケーションを履修しており、お互いを意識しつつ受講したので理解が深まったと思う。


ただし、「おもしろい!」といえる内容でもなく、「おもしろい!」という具体例をあげるわけでもなく、「おもしろい!」と思わせるような話し方でもないので比較的退屈。

彼が一生懸命配布資料を作っているのは認めるのだが…。(なかなかよくまとまっていて復習しやすい)そんな感じの講義である。

なお、授業内課題は授業を聞いていないとできない。そこのところは注意した方がいいと思う。


【試験】

試験期間中に行う。

事前案内は


・持ち込み可(自筆ノート、配布資料、電卓)
・大問2題。1題は記述、1題は計算問題。


であった。
計算問題は授業内で1つしか扱わなかったので、それを解けるようにしておけば問題ない。

実際の試験問題は

問1.代替案の評価方法について説明せよ
問2.次に示す意思決定に該当する取りうる行動(B1,B2,B3,B4)はどれか。利得表を用いて記号(B1,B2,B3,B4)で答えよ。ただし、将来起こりうる状況の確率は同等とする。なお、選定した各意思決定についての根拠を示せ。

利得表(Sは将来の状況、Bは取りうる行動)

  S1 S1 S3 S4 S5
B1 40 35 30 25 30
B2 30 20 20 50 40
B3 5 -5 70 70 60
B4 -5 0 35 60 80

(1)大胆な意思決定 回答_____
(2)慎重な意思決定 回答_____
(3)期待値の大きい意思決定 回答_____
(4)機械損失を最小にする意思決定 回答_____

であった。

持ち込み可である上、最後の講義で「利得表は出題します」
とアナウンスしていたので完璧に回答することができた。

どうでもいいが私が試験前に公開しているプリントを大多数の人が持ち込んでいた。
環境情報学科の人にも有名になったか、このページ。