電子商取引論

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Electronic Commerce 大久保秀典 2単位 3年(2005年度)前期
出席 試験
毎回のミニテスト提出による 最後の授業を利用して行う


【感想】

担当は大久保先生。増井先生(参考:情報編集入門の余談および情報エコロジー)の紹介で本学で講義しているそうだ。社団法人日本ロジスティクスシステム協会首席システム研究職らしい。

授業だが、1回目の講義の際、誓約書を書いた。

1.講義中に私語は致しません。緊急の場合は、挙手をして発言を求めます。
2.携帯電話は、電源オフとします。(緊急な事態がある場合はマナーモードとし、着信時、教室外に出て応答します。必要があれば講師に説明します)
3.5分前には着席します。部活等でやむをえない場合は、その前の抗議の小論文に理由を記述します。
4.講義中は無闇に出入りしません。
5.その他、他の学生に迷惑がかかることは致しません。
以上が守れない場合は、以降の受講を取りやめます。

署名__________________________

このくらい当たり前なのだが出来ない人が多いのも事実。はじめからかなり期待が持てる講義であった。

しかし!

いざ始まってみるとムチャクチャつまらない。今期最高につまらない講義の1つに数えることができる。教室もプレラボがお気に入りらしく、混雑していても変更することはない。


一応講義内容。

現在の(従来の)商取引を、パソコンを使うとどう改善されるのか、自身の経験などをもとに説明をしてくれる。

毎回、3問ほどミニテストを行う。問題は前後の説明を聞いていれば解ける問題のみ。大久保先生曰く、「説明を聞いて理解して、自分のことばで書くことが重要」と。これは出席も兼ねる。


うーーーーーーん……………
一生懸命講義に臨んでくださっている姿勢はよく分かる。ただ、いかんせんおもしろくない。

理由の1つに、「全てコンピュータを使うとこうよくなります」、という説明に終始しているから、ということが挙げられると思う。

何かもっとおもしろい事例をあげられないものか…?物流の流れを図や式で見せられてもおもしろくもなんともない。

具体例が提示できないのが申し訳ないが、さらなる工夫を望む。


【試験】

最後の授業を利用して行う。昨年度(2004年度)の試験問題は


電子商取引の狙いは何か?得られる効果を3つ挙げよ
・ある商社の受注業務は20%で行われている。EDIが80%となっていて、残りはFAXで受注を受けている。FAXに関わる人員は15人。
 (1)FAXに対してEDIは何倍の生産性と言えるか?
 (2)全てがFAXの場合、総人員は何人か。計算式を示すこと。
・企業間データ交換において、標準化の進まない原因を企業内の事務手続きの特徴を考慮しつつ、3つ挙げよ。
・現場作業レベル業務の特徴を3つ挙げよ。
・人手による事務処理の課題を3つ挙げよ。


であり、実際の試験問題は

電子商取引の狙いは何か?得られる効果を3つ挙げ、簡単に説明せよ。
・企業間データ交換において、標準化の進まない原因を企業内の事務手続きの特徴を考慮しつつ、3つ挙げ、簡単に説明せよ。
・現場作業レベル業務の特徴を3つ挙げ、簡単に説明せよ。
・ある商社の受注業務は20%で行われている。EDIが80%となっていて、残りはFAXで受注を受けている。FAXに関わる人員は15人。
 (1)FAXに対してEDIは何倍の生産性と言えるか?
 (2)全てがFAXの場合、総人員は何人か。計算式を示すこと。
・EDIにおいて独自様式に代わり、標準方式の普及を可能にさせている情報技術の発展とはどのようなことか、3つ述べ簡単に説明せよ。

であった。
持ち込みが可だったので、あらかじめどこに何が書かれているか、大体何を書けばいいのかを思い描いておけば問題ない。ただし、FAXの問題に関してはスライドを見ても分かりにくいので、あらかじめ解けるようにしておくのが得策であると思われる。

余談であるが、家庭の事情により試験の途中退室を認めてくださった大久保先生に、この場を借りてお礼申し上げます。