社会動態論

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Social Change 室田昌子 2単位 3年(2005年度)前期
出席 試験
3回ランダムに取る 行わない


【感想】

担当は室田先生。環境情報学科の教授である。
東京工業大学卒(博士)、(財)運輸政策研究機構 運輸政策研究所に在籍していた。

高齢化社会などの社会問題を統計的に、または様々な理論を駆使して分析していく講義であった。一般教養として、こういった考え方をするとおもしろいよ、とそういったことを提言する講義であった。

ノートは授業後、彼女の研究室に1部だけ張り出すのでコピーするので全て取る必要は無い。というか量が多いので全部手書きでなんか取れるわけがない。

さて、感想であるが全くおもしろくない講義だった。比較的読みやすい本に書いてある分かりきったことを、なんでわざわざ講義で聞かなければならないのか。高校生へ向けた講義としてはそれなりにおもしろいと思うのだが。

この講義を2年の時に受けていればこういった感想は持たなかったと思う。昨年、この時間にShort Storiesを履修していたので取れなかったのが悔やまれる。

事例研究が決まってからどうしてもこういう話が好きになれない。話が大きすぎるのである。政治家になるとか官僚になるならば必要かもしれない話であると思うが。

同じ社会学でも土橋先生の社会学の方がよっぽどおもしろい。これはあくまでも私見で、彼女の社会学が好きな人もいていいと思うけれど。

とにかく、私はたまにスライドを読む程度で授業はほぼ全て自習か睡眠に充てていた。


【試験】

行わない。
昨年度は持ち込み可、事前出題で試験があったようだが、今年度は履修人数が多くなったのでレポートに代えたようである。

2回、レポート課題が出た。

1回目の内容は

「○○地域の高齢化」
①特定地域を選択(都道府県でも市町村でも、海外の国家や地域でも可」
②長寿化、少子化、若年層の流出いずれかに絞ってもよいし、反対の事象をあげてもよい
③その変化の特徴を説明(統計を使用すること)
④変化の要因をできるだけ具体的に、説得的に論ぜよ。(単なる憶測は不可、根拠を出すこと)
⑤できるだけ興味深い特徴や要因をあげよう!

1)提出日:6月15日(水)
2)提出先:W:\repoin\社会動態論
      自分の学科・学籍番号に該当するフォルダ
3)提出方法:ファイルの前に自分の学籍番号を小文字で入力
       その後に自分の苗字を入れることex.)g0332000○○.doc
4)書式・枚数:A4、45文字×43行、2枚
        グラフや表は、タイトルをつけること

であった。自分の住んでいる地域は小学校が増設されるほど若年層が増えている。それを分析できたのはなかなかおもしろかった。

2回目の内容は

(1)テーマ
下記のテーマのうち、どれか1つを選択する。

<テーマ1>
「郊外地域」に特有、または顕著と考えられる現象を1つ取り上げる(どんな問題でもOK)
その現象を説明し、なぜそうなったかその経緯や変化の過程、その要因や背景、解決策や促進策について、論ぜよ。
できるだけ興味深い現象をあげ、鋭い要因を指摘してみよう!<テーマ2>
「家族やライフスタイルと居住空間」で、現在の住まい方を取り上げる。
どのような家族形態、ライフスタイルを反映したものか、今後どのような変化が考えられるかを論ぜよ。<テーマ3>
「ライフスタイルの変化」で、特徴的と考えられるライフスタイルの変化を取り上げる。
どのように変化したかその経緯や変化の過程と、要因、社会的背景を論ぜよ。

(2)注意点
・書こうとする内容を明確にすること。
・全て、説得的に論理的に書くこと。
・文章は簡潔に書くこと。

(3)提出
1)提出日:7月20日(水)17:00まで
2)提出先:W:\repoin\社会動態論 自分の学科・学籍番号に該当するフォルダー
3)提出方法:ファイルの名前に自分の学籍番号(g・・・・・)を小文字で入力。その後に自分の苗

字・名前を入れること。例:g000000武蔵太郎
4)書式・枚数:A4、45文字×43行、2枚(厳守)グラフや表は、タイトルをつけること
5)トップに、タイトル、学籍番号と氏名を書くこと

であった。
テーマ2を、自分の興味で書き連ねた。グラフを多用するレポートなので、文字数が多く、逆に2枚という縛りがキツかった。

出席であるが、いつ取るのかわからない。その回数の中で半分以上出席しなければ自動的に不可になる。比較的出席には厳し目の講義であった。