土地問題と土地政策

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Land Problems and Policies 清水英範 2単位 2年(2004年度)後期
出席 試験
行わない 試験期間中に行う


【感想】

担当教授は清水英範(えいはん)先生。怒ってないのだが顔が怖い。東京大学工学系研究科社会基盤学専攻の教授である。

この講義は環境情報学科で開講されている科目なのだが、金曜・3時限に他に開講されている科目が無いので履修した。要するに穴埋め的な授業であった。

講義はハンドアウトを元に、先生が説明を加えるという形式。特に用意するものもないのでノートにメモをすればそれで足りる。

講義内容は土地の法的価値、土地の有効利用方法など、普段生活していては全く気がつかないような土地に対する観点を与えてくれるものであった。


【試験】

試験期間中に行われる。

事前出題の暗記および過去問を手に入れていたのでそれをひたすら暗記した。

事前出題は

憲法29条の内容を書け(丸暗記でOK。誤字は大幅に減点)
・土地利用規制および土地税が必要な理由を厚生経済学との関係で論ぜよ。ただし、次の用語を用いて説明すること。<パレート最適、市場の失敗、外部性、公共財>
・土地と土地市場の特性について代表的な例を6つの特徴を挙げよ
・上記の問題1〜5までで、直接問われている知識以外で講義を通して、自分が持つ知識で2〜4行で2つ説明せよ

であった。

実際の試験問題は

1.土地と土地市場の特性について代表的な例を3つ挙げ、それぞれ2〜3行で説明せよ
2.憲法29条の内容を示せ
3.公示の原則および工事の方法について説明せよ
4.土地利用規制および土地税が必要な理由を厚生経済学との関係で論ぜよ。ただし、次の用語を用いて説明すること。<パレート最適、市場の失敗、外部性、公共財>
5.以下の文章を2〜3行で説明せよ
(1)地籍調査とは
(2)定期借地権、定期借家権について
(3)土地が一物多値なのはなぜか
(4)固定資産税が地方税である理由
(5)不動産の証券化とは何か
(6)土地基本法について
(7)土地に関する情報公開をするとなぜ景気がよくなるのか
(8)忘れた(;´Д`)
6.上記の問題1〜5までで、直接問われている知識以外で講義で最も印象に残ったことを3〜6行で1つ説明せよ。もし印象に残ったことがなければその理由を書きなさい。

であった。

出席は一切ナシで、事前出題。最高の楽勝科目である。そうでなくとも、内容的におもしろいのでオススメの科目である。

どうでもいいが憲法29条の「補償」の「補」がこざとヘンか衣ヘンで迷った。パソコンで文章を書くのに慣れているとこういうとことで困る。


【追記】

2006年度は担当教授の都合がつかなくなったからか、開講されないことになったようだ。