生命と環境・情報

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Life and Environment・Information 福山欣司
山田健人
2単位 2年(2004年度)後期
出席 試験
福山欣司:一切行わない
山田健人:一切行わない
福山欣司:試験期間中に行う
山田健人:試験期間中に行う


【感想】

担当教授は慶応義塾大学の教授である2人。一体どういうつながりでこの学校に講義しに来ているのか不明である。

福山先生は慶應・経済学部助教授。経済学部教授なのに所属学会は日本爬虫両棲類学会日本生態学会である。カエルを研究対象としているらしい。そういわれれば本人もカエルに似ている気がする。

山田先生は慶應・医学部講師。1960年生まれ。勝手に「ダンディ山田」と名づけていた。格好いい。なんというか…雰囲気がある。20年近くマックを使っているところも格好いい。

講義は 3回くらい、2人が交互に講義を行う。

昨年は出席を取っていたそうだが、今期はそんなことをしても

代返し放題で意味がない

のでしなかったとのこと。

福山先生の講義は一身上の都合により最後の2回を欠席してしまった。おかげで海石榴(つばき)という高級旅館に泊まれたわけだが。

余談であるが時期的に紅葉が非常に美しく、CS度も100%であるくらい素晴らしい旅館であった。これぞもてなしの心である。これを読んでいる人も是非行ってもらいたい。多少値は張るがそれだけの価値はある。(一泊約40000円くらい)さらに、もし行ったら湯河原町にある「小梅堂」のきび餅を是非食べていただきたい。絶品である。

さて話はそれたが山田先生。彼は医学分野からのアプローチであった。再生医療やクローンの可能性など医者でなければできない講義であった。

山田先生の講義に関しては映画を観る感覚で講義をうければ問題ない。私が講義に持っていったものはお菓子とジュースである。

一方で福山先生はとにかくプリントを埋めるのが忙しい。ただ、その埋めた箇所からはほとんど出題されない。

一般教養科目としてはかなり満足度の高い講義であった。特に気になる点もなかったし。


【試験】

試験期間中に行う。
事前案内は


福山先生出題分
・問題は3題
・いずれも記述式
・授業で説明した基本的な用語を説明できるようにしておくこと


山田先生担当分
・記述の正誤を(  )の中に○×で記す問題が20問。
・「必」マークのついたスライドが重要。


であった。

実際の試験問題(福山先生担当箇所)は

(1)進化に関するよくある3つの誤解について各10文字で挙げなさい(15点)
(2)適応度とは何か、100字以内で説明しなさい(10点)
(3)講義内で見たビデオの中でもっとも印象に残っているものを具体的に書きなさい。字数制限は

ありません。(25点)

であった。
山田先生担当箇所多すぎてディティールは覚えてない。ただし、配られたプリントを注意深く読めば確実に解ける問題であったことは覚えている。以下なんとなく覚えているものだけ列挙。

問:以下の文章についてあっているか間違っているか判定しなさい。

・病気の種類によっては遺伝的要因と環境要因で症状が変わる
・遺伝子解読は2001年に終了した
・ゲノム解読から半分は繰り返し配列である、重複により生じた相同性の高い部分がある、遺伝子密度の差異の大きさ、ヒト以外にしかない遺伝子があるなどが解明された
・連結不可能匿名化により病気と遺伝子の関係を解明できる
・遺伝子多型のなかの1塩基多型(SNPs)が病気に関係している可能性が高い
・新しい生物には遺伝子の挿入によるトランスジェニック生物と遺伝子の破壊によりノックアウト生物がいる
・遺伝子以外に重要な化学的装飾は可逆的である
体外受精は多胎、流産、未熟児、死産、子宮外妊娠、染色体異常などのリスクが高い
・クローン家畜は巨大児、老化が早い、などの問題があるが、これは2代目以降に必ず受け継がれる
・胚性肝細胞は再生医療で注目されている
・一卵性双生児とクローン人間の違いはミトコンドリアDNAが違う、胎児成長環境が違う、子宮内での環境・ストレスが違う、誕生後の家庭・社会環境が違うなどがあるが、核のDNAが同一であるので乳癌、高血圧になる確率は同じである
・内分泌攪乱化学物質とは、科学の原則、データ、証拠かさみつけ、予防原則に基づいて判断される
・新興感染症とは過去20〜30年間に新たに発見された病原体による感染症であるが、代表例としてAIDSが挙げられる
・再興感染症の1つにマラリアがあるが、年間死者は300万人に上る。
結核の大半は発展途上国で発症しているが、日本では年々減少傾向にある。
セントラルドグマにDNA、RNA、たんぱく質…(覚えてない)

であった。

福山先生担当箇所はもっと難しいことが出ると思って(赤の女王仮説とか)そういうことを勉強したのだが、あまりにも簡単すぎて書けなかった。

福山先生担当箇所の(3)は、最後の2回出てないし、最初の3回もまったく覚えてない。よって、私の回答は以下のとおりである。

最後の2回は事情により自主休講したので覚えてません。
最初の3回も出席はしたのですが何を見たのかまったく覚えていないので印象に残ってません。
ごめんなさい。
時間が余っているので授業の感想を書きます。
(感想を書く)
以上です。

基本的に私は暗記科目が得意ではない。出席点を考慮してくれれば、と思うのだがそれはただのわがままか。


【追記】
2005年度、福山先生の問題が大幅に変更になったらしい。あくまでも、このページの内容は参考までに。