生徒指導と進路指導
英文科目名 | 担当 | 単位数 | 履修年度 |
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School Procedures and Vocational Guidance | 笠井秀一 | 2単位 | 2年(2004年度)前期 |
出席 | 試験 |
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毎回、一枚ずつ配布する出席カードによる | 試験期間中に行う |
【感想】
担当は笠井先生。東横学園中学・高等学校の国語科教師である。武蔵工へは東急つながりで呼ばれたのであろう。
内容は講義名の通り。生徒指導と進路指導の定義、その手法、注意点をハンドアウトにより学ぶ。例えば、登校拒否にはどのように対処するか、その注意点は…?など。
講義プリント、資料ともに教授の気合の入り方がよくわかる。教職担当の先生は基本的に本当に「教える」ということに対して熱心であると思う。彼ら・彼女らなりに理想の教師像があり、自分がそれでいようとするからだろうか。とにかく、その熱意にはこたえなければならないと思うわけだが。
ただし。
出席カードの配布が残り時間20分のところで配布する。よって、60分遅刻は当たり前、出席カードだけ書くという学生が非常に多い。それでも出席になるのだからおかしい話である。
それに私語が非常に多い。注意をする気があるんだかないんだかわからないので一向に静かにならない。しまいには自分までやる気が失せた。
せっかく面白いことをやっているのだから聞くことが出来る環境を作ってもらいたいものである。来年への改善を強く望む。
【試験】
試験期間中に行う。みんなが試験終了しているのにまだ教職組は試験があった。鬱。
試験問題は
・進路指導を英語でなんというか。
・生徒理解のための調査で出てきたデータを用いる際に留意すべき点は何か。
・以下は何の定義か答えよ。また、その例外を2つ示せ。
「何らかの心理的、情緒的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること」
・以下の空欄に当てはまる語を入れ、以下の文章全体は何の定義か述べよ。
「( )少年とは、年齢が14歳以上20歳未満で、刑法に反する行為(犯罪行為)があったものである。( )少年とは刑罰法令に触れる行為をしたが、14歳未満であるために法律上罪を犯したことにならないものである。( )少年とは、20歳未満で、保護者の正当な監督に服さない性癖があり、性格や環境からみて将来犯罪を犯したり、刑法に触れる虞れがあるものである。」
・以下の空欄に当てはまる語を入れ、何の定義か答えよ
「単独、または複数の特定人に対し、身体に対する( )攻撃または言動による脅し、嫌がらせ、無視などの心理的圧迫を( )して加えることにより苦痛を与えること」
・進路指導の「啓発的経験」とは何か。近年取り入れられた制度とともに答えよ。
であった。他にも数問あったが覚えていない。
プリントを読み、各言葉の定義を覚えればなんとかなる。
ある人は進路指導を英語でなんというか、という問いに「road of teaching」と答えていた。神である。
評価は試験、出席、途中で提出したレポートによる。
【追記】
彼はこの講義のために研究日を費やしてきてくれている。この講義を行う前、日比谷図書館で勉強してから大学に出講しているのだとか。それだけ熱心にやっているのはよく分かるのでその熱意に応えるくらい勉強すればよかったと少し後悔した。