社会調査

英文科目名 担当 単位数 履修年度
Social Research 中村雅子 2単位 2年(2004年度)前期
出席 試験
数回行う授業内課題による 行わない


【感想】

担当教授は情報と社会(の3回)、メディアの普及と社会担当の、中村雅子先生である。この間エレベーターで2人きりで乗った時に話しかけてくれた。ま、どうでもいいが。

授業は「どのように、他の人に対して納得させるような情報を集めるか」を学ぶ。そのための手法、それの長所短所や注意点などを毎回紹介する。
ちなみに、必修。2回落とすと留年になる。温情課題が出されるので、試験に自信の無い学生は必ず提出すること。


さらに、それを紹介するだけではなく、レポート課題によって実践させる。
1回目は何かを観察しそれを比較する、であり、
2回目はインタビューを行い、結果を考察する、であった。

本来は3回行う予定が私の友人がダダをこねたので2回になった。(実話)

1回目は、グループワークであり、各グループユニークな観察をしていた。フリーペーパー、ごみ捨て場、授業中の睡眠率etc... 優秀グループによる発表はなかなかおもしろかった。

2回目は個人レポート。
…っていうかこれ、東京大学立花ゼミの「はたちのころ」のパクりじゃない…?
なんせ聞く内容が

0.基本的な属性(性別、年齢、その他テーマと関連する内容について)
1.20歳の頃の生活
 ・インタビュー対象の方は20歳の頃、どのような環境でどのような生活をしていたか。
 ・将来についてどのような展望を持っていたか。
2.現在の生活
 ・現在の生活ではどのような状況か。
 ・20歳の頃の過ごし方は現在の状況に影響を与えているか、与えているとしたらどのような点でか。
3.その他の質問
 ・20歳の頃以外で、振りかえって大きな転機だったと感じるのは、いつのどのようなできごとか。

なのだから。ま、参考文献に「はたちのころ」を挙げてるのだから当然か。

そんなことはともかく、講義で学んだインタビュー法を実践できるのはおもしろかった。もちろん、これの実践ということでインタビューを祖母にしたのであるが、そのおまけで彼女の生い立ちなど、今まで聞いた事の無かった話を聞けたので、そういう機会を与えてくれたことが個人的にはよかったと思っている。

ちなみに、周りのインタビュー対象は祖父母、両親、知り合い、先輩、いきつけの美容師、バイト先の社員などバラエティに富んでいた。

「はたちのころ」じゃないが、優秀作品を公開してくれればおもしろいのに、と思うのだが。


【試験】

基本的に行わない。授業中に統計を学んだ時だけ、それの確認テストを行った。統計分析を履修していれば少しの勉強で解ける問題であった。

さすがに必修なのでメディアの普及と社会よりは評価が全体的に甘い気がする。