情報と社会
英文科目名 | 担当 | 単位数 | 履修年度 |
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Information and Society | 横井利彰 鈴木雄一 中村雅子 |
2単位 | 1年(2003年度)前期 |
出席 | 試験 |
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横井利彰:毎授業最後に行う小テストの提出による 鈴木雄一:行わない 中村雅子:行わない |
試験期間中に行う |
【感想】
3人の教授のオムニバス形式の授業である。テストが難しいのか、一つ上の学年で再履修者クラスが設けられている。
以下それぞれの先生の感想を記す。
横井利彰
「コンピュータ」をキーワードにした授業を4回。
1回目がコンピュータでの情報表現(アナログとデジタルの違いなど)、
2回目がコンピュータの歴史、
3回目がコンピュータ・ネットワーク、
4回目が現在最新のコンピュータを取り巻く環境
をそれぞれ扱った。
授業内容は全て非常に興味深いものばかりであった。
小テストは
2進数⇔10進数⇔16進数の変換などの計算
であった。面倒であるが基本的に授業を聞いていれば容易に解ける問題ばかりであった。
ただし、大教室で行っているためか、かなりうるさい。(私語が多い)
鈴木雄一
「社会の情報化(IT化)と法」というテーマで3回講義を行い、ラスト1回をテストに充てた。
法律を専門にしているイメージそのままの教授である。
「私語は犯罪である」といっているだけあって、(これの説明には納得いかないが)私語に対してはかなり厳しく対応していた。よって授業は静かである。(ちなみに教室は横井先生と同じである)
講義内容は主に著作権法・特許法を扱うものであった。現在のITに対する法律の現状、あり方を提示してくれて面白かった。
しかし、この先生の授業はノートを取るのが非常に大変である。ノートを取り、さらに先生の話を聞かなければならないのであるから…。私は途中からパワーポイントをデジカメで撮り授業終了後ワードに打ち込む形に切り替えた。授業中はノートに補足メモをし、先生の話に集中した。
厳密にいうとパワーポイントのデジカメ撮影は著作権法違反になる。しかしそんなことを言っていたら話を聞く余裕もメモをする余裕も無い。一口に言えば私の要領が悪いから、ということになるが、写真の二次配布をしないという条件で認めてもらいたいものである。
小テストは4回目の講義に行った。内容は環境情報学科が
1.発明の定義を述べよ。
2.特許法とは何か。
3.ビジネスモデル特許はどういったものに与えられるか
であったらしい。
ちなみに、環境情報学科が先に試験を行った。そのため、これを聞きつけて情報メディア学科の学生が環境情報学科の友人に試験問題を聞いて回答まで準備したのだが、見事に試験問題を変更して出題された。
内容は
1.著作権、特許権の保護対象と保護期間を述べよ。
2.無方式主義とは何か説明せよ。
3.私的録音録画保証金制度の仕組みを説明せよ。
であった。どうも情報メディア学科の試験問題の方が難しい気がするが気のせいであろう。
中村雅子
メディアと現実社会の関係(普及、効果)およびその歴史を主に扱ってくれた講義である。内容的にも非常に興味が出る内容であった。
パワーポイントも資料として配布してくれるため、必要なことは余白にメモをすればいいのでノートを取る間に話を聞き逃すことがなく、非常に受けやすい授業であった。
ただし弊害として睡眠率が高い。静かにしてくれる分私は一向に構わないのであるが。
評価はレポートによる。内容は、今まで3回の講義と絡めて身近な事例を論ぜよ、である。
【試験】
試験期間中におこなわれた。
試験問題は記憶している限り、
・2進法⇔10進法
・10進法⇔16進法
・音楽データの変換
(1分間、4万4000回、16bit、ステレオ)
・「Musashi」をJISコードで表記する
・デジタルペーパーとは何?(論述)
・知的財産法で保護される権利を4つ挙げよ
・他人のコンピュータに侵入すると何の罪に問われるか
・知的財産法はなぜ産業の発展に寄与するか
・以下の5つの用語の中から2つを選び、説明せよ
ネットワーク外部性、議題設定機能、限定効果説、知識ギャップ、(あと一つ忘れた)
であった(と思う)。
ちまちま間違えてそうで恐ろしい…。
ま、なんだかんだ単位が出てよかった。
【追記】
再履修クラスに関しては全体的に評価は甘いようである。