教育の歴史と思想A

英文科目名 担当 単位数 履修年度
History of Education and Educational Thoughts(A) 吉家定夫 2単位 1年(2003年度)前期
出席 試験
毎回の質問・感想票による 行わない


【感想】

担当は吉家定夫という非常勤の先生。明治初期の日本国学監、デイビッド・マレー研究の第一人者。

米国バッファロー大学大学院博士課程修了
慶応義塾大学文学部講師


現在、あざみ野で「あざみ野英語塾」という個人塾を開いて、子どもに勉強を教えている。
レポートの書き方、という補講をおこなってくれるくらい授業に熱心な先生である。

授業は生徒との対話を重視しようとしている。ここで「しようとしている」と書いているのは、それを目的にしようとしているのは分かるのだが、現実問題としてほぼ全く達成されていないからである。
先生の理想は授業内で生徒からバンバン質問を受け、それに対して先生が質問に答えるという形式を取るということだろう。
多分、先生はアメリカ留学経験があり、そのときの授業形態を模倣したいのであると思われる。

しかし、これは日本の大学では非常に難しいと思われる。少なくとも自分は、授業中に先生の質問をするということができない。正確に言えば何を質問すればいいのか分からないのである。

今までの勉強が先生の言っていることを理解することだけが目的であった。そこでいきなりこのような授業をしようといわれてもかなり無理なものがある。

これの一つの解決法として、授業後に「質問・感想票」を書く。かろうじてこれによって生徒との対話を実現していると思われる。

授業内容は、先生の書いた「日本国学監デイビット・マレー その生涯と業績」という教科書を軸に、教育の歴史を学ぶものである。私は歴史自体好きで、その当時の時代背景と照らし合わせて授業を受けているので非常にリンクする部分が多く面白いのだが、そうでない人にはツラいかもしれない。

評価は60%が出席点(質問・感想票)、残りが期末レポートである。

なお、一時間目ということで遅刻者が多い。これについては気が散るので対策を考えて欲しい。

授業としては本当におもしろいと思う。ぜひこういった講義が増えるといいと思う。

彼にもらった「レポートの書き方」のプリントはいまだに使っている。ぜひ教職履修者にコピーさせてもらって、今後のレポートに生かして欲しい。


【試験】

行なわない。
上記の評価制が全て。